終わらない残業

通販EC担当者(ほぼ素人)が売上を作るために頑張る。

ファッションECとバーチャル試着の歴史

こんばんは。

Yahoo!ショッピングのファッション特集で、3D風のコーディ写真を見せる取り組みがECZINEに取り上げられておりました。

eczine.jp

この技術は昨年末にアウトレットピークで試験導入されたものと同様と思われます。

マガシークの「アウトレットピーク」、立体的にコーディネートを見られる「疑似3Dブラウザ」を試験導入|ECzine(イーシージン)

確かに素材感やシルエットなどは複数角度から見た方がわかりやすいですが、
それなら完全3Dで、かつバーチャル試着の方がわかりやすくない?
と思って調べてみました。

 

実は、バーチャル試着の歴史は遡ること6年前、H&Mのグローバルサイトで、
最新ゲームさながらの試着コンテンツが登場しました。

らられぽーと: H&Mヴァーチャル試着室に行ってきた(2009/3/1)

今から見ると素材もどうみてもポリゴンにしか見えず、
購入の参考になるようには見えません。

H&Mのオンラインフィッティングサービスに「やばい」 - ライブドアニュース
(
2011/11/8)

このフィッティングサービスで遊んでみた系の記事はたくさん出てくるのですが、
実際に購入に役立ったというコメントはほとんど見ず、
2011年頃にこのコンテンツは終了となってしまいます。

その後、よりユーザーニーズに即したバーチャル試着が登場します。
それが現在マガシークで導入されているVirtusize。

マガシーク、北欧スタートアップのアパレルEC向け製品「Virtusize」を導入--試着の課題を解決へ - CNET Japan(2013/8/21)

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Virtusizeは2011年にスウェーデンで設立されたスタートアップで、ネット専業アパレルSPAのASOSと共同でバーチャル試着ソリューションを開発してきた。

あらかじめ自分のサイズを登録しておくと、該当商品を自分にあったサイズ感と比較することができる。またこれまで購入した別商品とのサイズ比較も可能で、比較時のビジュアルも非常にわかりやすい。

nano universeでも最近FIT YOUという同様のサービスを提供している。

 

他にも、商品写真を加工するだけでコーディネート機能が使えるちょいコデや、

ネットショップに着せ替えやコーディネートをプラス。【ちょいコデ】

据え置き型バーチャル試着機など、

池袋パルコに現れた、「服の自販機」の驚愕 | 企業戦略 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
(2014/6/22)

そのほか様々なバーチャル試着の取り組みが行われております。

H&Mの技術先行のバーチャル試着よりも、Virtusizeのような実際にユーザーが気にする点をわかりやすく示すような方式の技術が残っていることには、驚きです。